2006/09/30

超絶マシン

超絶マシンと言っても、バイクの事じゃない。
このカッティングマシンの事だ。
こいつの働きっぷりといったら凄い。
アドビのイラストレーターで作ったデータを何でもその通りに切り抜いてしまうのだ。
要はステッカーを作る機械なのだが、恐ろしいほど正確に切り抜いていく。
その正確さはゴルゴ13並みだ。
たぶんエプソンのインクジェットも同等かそれ以上に高密度にインクを噴射しているんだろうけど、この物理的にカッターの刃で切り抜いて行くという行為が「すげぇ!」と思わせる所以であろう。
最新式のレーザープリンターを買うよりも顧客満足度が高い。
というわけで、コイツには「ムラマサ」と命名してやることにした。


このムラマサにお願いして、ガソリンタンクに入れるロゴを切り抜いてもらった。
まず、切り抜いたカッティングシートからカラースプレーを吹き付ける部分を精密ピンセットを使って剥がしていく。
この作業はあれだ、祭りの時の「型抜き」に似ている。
とくに細かなデザインを作ってしまった場合、かなり神経を研ぎすませて取り組まないと、後で泣く羽目になる。
こらえ性の無い人や不器用な人には無理な作業だ。

そして出来上がったシールをタンクに貼り、その周囲の間違って色が着いたら「気分が落ちる」部分を丁寧にマスキングしていく。
ここをちゃんとやらないと取り返しのつかない事になる。
経験者が言うのだから間違いない。

ちゃんと準備が出来たら、今回はこのデイトナのスプレー塗料を使って塗っていく。

薄く何度かに分けて乾かしながら少しずつ塗っていく。
一気にやるとダメだ。
時間をかけて少しずつやるのだ。
例えて言うなら「オトナの女の口説き方」だ。
勢いまかせで焦ってやるとロクな結果にならない。

十分に塗ったので、明日起きたら剥がす事にしよう。

2006/09/25

外す

ネイキッドだ、とにかくお前を丸裸に剥いてやる。
たぶん外しても走行に問題無いであろうパーツを次々に取払っていく。
なんて清々しい気持ちなんだ!
俺はちなみに技術工業的な知識は皆無だ。
でも恐らく大丈夫だろう。
ナットが変なとこに付いていたり、普通の日曜大工用品では外せないであろうパーツも、この貰い物の工具セットで難なくクリアしていく。


とりあえず外した外装パーツを保管用のダンボール箱に入れる。

バケツ野郎は「これでもう一台作れんじゃねーの?」とホザキやがる。
そんなわけねーだろ。

2006/09/24

ハンドル交換

ノーマルのハンドルも良い感じだったのだが、カスタムすると決めた以上そのまま乗るのはイカンので、三鷹のバイク用品店NAPSまで行ってみた。
何故に神宮前から、わざわざ三鷹まで行ったのかと言うと、途中で江ぐちのラーメンが食いたかったのだ。

で、ハンドルの話、
ラーメンを食ってナップスに帰ると、頼んだヤツに換装されていた。
イイ感じだ。
文句ない。

2006/09/23

ヘルメット

逸る気持ちを押さえきれず、バケツ野郎と一緒にバイクを選ぶよりも先に買いに行ったヘルメット。
俺は前提として、自分で色を塗ったりするつもりだったので、シンプルなヤツを探していた。
あるじゃないか、しかも商品名が「アウトロー」。
その気にさせるぜ・・・。


これを「俺仕様」に変えていく為に東急ハンズにペイント・スプレーを買いに行く。
もちろんナンバー取り立ての愛車に跨がって。
そういえば、ナンバー取得の話を端折ってしまったが、役所に行って所定の書類を出すだけだし、話としても面白くもなんとも無いのでとばす。

で、これのペイントだが、中心に太い二本のラインを描きたい気分だったので、スプレーと一緒に買ってきたマスキングテープで位置をあてる。
しかし、これが思った以上に難しい・・・。
丸い半球状のモノに正確にテープを貼って行くのがこんなに大変だとは思わなかった。
最初に指定した中心点が、果たしてこれで良いのか?と自分が信じられなくなる。
たぶん、あれだ。
戦闘機のパイロットが高度上空で「俺は上に向かっているのか、それとも地上に向かっているのか!」と錯乱状態に陥ってしまう、バーティゴというヤツだ。
深い、実に深い。
とりあえず一服する。
その後、俺流で編み出した方法で正確に位置を指定し、高度な貼付けテクでマスキング作業を終える。

少しずつ何度か塗り重ねて完成したのがコレだ。
美しく仕上がった。

深夜に部屋の中でやったので具合が悪くなった。

2006/09/22

乗ってみる


届いたら乗りたくなる。
ごくシンプルな生理的衝動だ。
なので近所の駐車場でブイーンと乗ってみる。
俺の脳は「うむ、いいじゃないか」と納得する。
この日はバケツ野郎も含めて数名の客が来ていたので、そいつら全員に乗り回される。
さて、ノーマルでも十分にカッコ良いスタイリングだと思うのだが、
そのまま乗るのは性分的に合わないので、明日から早速カスタムを始める事にしよう。
まずは自分で出来る範囲で。
と、その前にナンバープレートだ。

2006/09/21

到着

ある日の深夜、知人のバケツ野郎と飲みながら話をしていた。
やっぱ都内を移動するなら原チャリだよな?と。
俺達は、スズキのチョイノリを買って遊ぼうという話で盛り上がった。
しかし翌日、俺はヤマハの電動バイクに興味をそそられ、ネットで検索していた。
正式には<電動コミューター>というらしい。
意外と高い・・しかもパフォーマンスは体重に左右される・・・。
無情だ・・・。
ダイエットしてから買うほど待てない。いま欲しいのだ。
なのでヤマハという選択肢は早々と却下。
心の中で「やっぱ男はガソリンだ」と呟き、再び検索猿人となる。
バケツ野郎は向こうで同じく検索をしていて、チョイノリの出物を見つけたようで歓喜している。
そしてこともあろうか、俺に在庫を問い合わせろと言う。
「自分で電話しやがれ!」と思うが、気の弱い俺は電話してやることにした。
電話口に出た慇懃無礼な店主らしき男は「それなら、ある」と言った。
バケツ野郎はそのまま注文したようで、いい気になっている。
結局その日、俺は気に入ったバイクが見付からなかった。
翌朝、コーンフレークを食いながら再び検索していると「お?」と一台のバイクが目に留まった。
HONDA SOLOと書いてある。
とりあえず店に電話してみると、愛想の良い店主らしき男が「あ、まだありますよ!」と言った。
「状態、どうなの?」と聞くと「なんて言うか~ほぼ新車ですよ!」と言い放った。
ならばこれだと、すぐに諸費用込みの代金を振り込んだ。
愛想の良い店主は、その日の晩に埼玉から届けてくれた。
そして到着したのが、このバイクだ。