2006/10/29

キッザニア

最近、豊洲が凄い事になっているらしい。
豊洲なんてバブル時代のMZAサウンドコロシアム以来行ってない。
その豊洲に面白いコンセプトのテーマパークが出来たようだ。
ガキ共を対象とした日本初の職業体験施設、エデュテイメントタウンという事だ。
その名もKIDZANIA(キッザニア)。
バブルっぽいネーミングだ。

内容は、
用意された70種の様々な職業の中から”労働”を体験し、その対価として園内独自通貨の”キッゾ”を貰う。
1職業体験につき8キッゾが貰える(職種別での労働報酬は変わらない)
手に入れたキッゾは園内で消費することが出来る。
使い切れなかったキッゾはキャッシュカードを作ることが出来て、次回来園時までプール出来る。

なかなか良く出来てるじゃないか、
これと同じものを新宿西口公園に作るべきだろう。
その方が社会の役に立つ。
ここの株主構成ならそっちの方が向いてる。

MNPの週末

携帯電話の引越しが出来るようになって最初の週末、ソフトバンクが「申し込み殺到の為、受付を中止」と発表した。
本当だろうか?
あんな複雑怪奇な料金プランを顧客はちゃんと理解出来て、その内容に満足するのだろうか?
そんな疑問を持っていた矢先に「申し込み殺到の為、受付を中止」。

あ、SBから他社に乗り換える人が殺到したという事か?
それなら納得出来る。

2006/10/28

バックストリートボーイズ?


前にも紹介したエアボーカル、ネットではバックストリートボーイズがアツいのか!?
今度はAs Long As You Love Me
↓はかなり凝った作りになっている。

実際は名曲揃いなんだがなぁ・・

でもヒジョーに楽しそうだ。

こっちは本物

やばい、本物もエアボーカルにしか見えなくなってきた。
しかもエアボとしては下手だ。

2006/10/27

バカなおっさんの談義


写真はライカD−LUX3とパナソニックLX−2を並べ悩む男を、さらにD−LUX3で撮るという奇跡のショット。

例のデジライカなのだが、ジェット・ロドリゲス氏も購入した。
こういうモノを手に入れると、おっさんは少年になる。
しかも本当の少年ではないので、変に知恵のついた小賢しい会話をする少年だ。
昨晩、俺とロドリゲス氏は、このデジタルライカとOEM元のパナソニック製カメラでは中身が同じなのか、それとも少しは違うのかを検証する為に赤坂のイタ飯屋までメシを食いに来た。
少年は赤坂のイタ飯屋なんかで話はしない。
なぜ検証をすることになったかと言えば、大きく2つの理由がある。
1・D−LUX3はライカ社で多少の味付けを施していると、何かの記事で読んだので気になる。
2・自分を正当化したい(赤バッジの為だけに3万円も払ったんじゃない。と自分に言い聞かせる為の材料)

好都合な事にロド氏の部下がパナソニック同型を買った(ばかり)らしく、それを奪いとり持ってきてくれた。
実際に同条件で撮り比べた写真を見ると、色味とかシャープネスが違う。
「違うじゃん!?」「違うよな!?」と二人で色めき立つ。
ロド氏は「ヒストグラムで見ようぜ」と、正論と思えるアイディアを実行した。
その詳細は彼のブログで見て欲しい。
ライカ版を購入した男が綴る大変偏った感じの良いインプレッションだ。

この赤坂のイタ飯屋で食べたコース料理は大変美味しかった。
俺とロド氏の皿には同じ料理が綺麗に盛りつけられていた。
しかし、彼の皿の方が美味そうに見えた気がする。

2006/10/26

KERBANGO RADIO


IT業界の諸兄、カーバンゴという会社を覚えているだろうか?
恐らく世界初のネットオーディオプレイヤーを作った会社である。
確か2000年頃。
そしてこの写真こそが、その世界初のネットオーディオプレイヤーなのだ。
値段は300ドル位だったか、デザインもコンセプトも斬新だった。
リナックスOSを搭載し、イーサネット接続で、ネット上のラジオ局をサーチして音楽を楽しむという、まさにラジオな感覚だった。
ご覧の通り、見た目もラジオ風だ。
そそる製品だったのだが残念な事に、やるのが早すぎた。
製品は最終的に出荷されずに終わった。
俺は当時、このサイトで「売れる状態になったらお知らせする」リストに登録しておいたのだが、連絡は来なかった。
その後、たぶん3Comだったか、どこかに買収されたんだと記憶している。
最後にカーバンゴの名前を見たのは、アップルのiTunes最初のバージョンがリリースされた際に、ネットラジオの放送局情報の提供欄でカーバンゴの名前が表示されていた。
iTunesのバージョンアップで、その表示も消えてしまった。

あれから6~7年経った今、携帯型オーディオプレイヤー全盛期だが、こんな製品があっても良いのではないだろうか。
音楽は非圧縮高音質で、部屋でじっくりと聞きたい。
圧縮音楽なんて、毎日インスタントラーメン食ってるようなものだ。

ポストに入ってた謎のチラシ


ある日、ポストに謎のチラシが投げ込まれていた。
興味のある人は電話してみて欲しい。
問い合わせ可能時間は1時間のみ・・・。

東京は何でも商売になるようだ。

PC用壁紙


ご訪問者の方々へ粗品として本サイト特製PCデスクトップを。
気に入ったらお使い下さい。
1024x768です。

もういっちょ大放出で、「俺TATOO」守護神デスクトップ。

忘れた頃に神が降りてきます。

2006/10/22

D-LUX3 インプレッション その2

充電が終わったので撮影してみた。
もう夜だし、とりあえうず室内で試し撮り出来るものでやってみる。

このカメラは3つのアスペクト比で撮影出来るようになっている。
4:3/3:2/16:9
まず、初体験の16:9モードで撮影してみる。

ん?・・・
そのうち効果的な使い方を思いつくかもしれない。

嬉しいの3:2だ。
写真は3:2が美しい。
とりあえず、内蔵フラッシュのテストも兼ねて木彫りの大黒様を撮ってみる。

後に置いてあったチャッキーが写り込んでしまい、恐ろしい写真になってしまった。
夢に出てきそうだ。
写りは見ての通り、シャープ。

撮影モードは、今どきのデジカメらしくシーンモードや、カラーモードも一通り揃っていて重宝しそうだ。
そして最も面白いのはマニュアルモードだろう。
フォーカスも露出もマニュアルで操作出来る。
これは素敵だ。
雑誌のインプレッションでは、あまり取り上げないかもしれないので、
どんなもんなのか試してみよう。
カラーモードは、俺がデフォルトにしていくであろうモノクロモードに設定。
まず、電球下にてF2.8 1/4で撮影。

おお、良い感じじゃないか。
本家ライカのようなボケ味では無いものの、上出来だ。
しかし、マニュアル操作はちょっと厄介だ。
本体背面についた十字キーを親指でクリクリして調整する。
慣れれば素早く操作出来るのかもしれない。

次はセピアモードだ。

ちゃんと設定していないせいか、赤すぎる。
モノクロは好きだけれど、セピア写真というのはわざとらしくてあまり好みでは無い。なのでまず使う事はないだろう。

はい次。
ウォームモード。

まずISO1600で撮ってみた。
思ったよりもノイズが少ない。
もっと偽色が乗るかと思っていた。
次にISO100まで落としてスローシャッターで撮影。
三脚が無かったのでティッシュ箱の上に固定して撮る。

ヌメっとした感じになる。
大黒様が少しエロティックに見えてくる。
「みうらじゅん」ならこれでイケるかもしれない。

最後はクールモード。

クールだ。
大黒様がクールに見える。
まるで「金なら貸せない」と言ってるみたいだ。

室内のみの撮影だったので、次回はロケで使い倒してみたい。
何処ででナニを撮るか、プランをたてよう。

ちなみにエプソンR−D1+フォクトレンダー超広角でロスの砂漠を撮影した写真はこれ。

たぶん続く。

D-LUX3 インプレッション その1

ライカD−LUX3を入手した。
ビックポイントでほぼタダ。
還付金みたいなものだが、なんだか得した気分。

パナソニックのくせに、ちゃんとライカの箱に入っているのが嬉しい。
シンプルだが、そそる良いパッケージだ。
箱を開けるとライカバルナッククラブの案内が入っている。
パナソニックには入っていないだろう。
フォトショップ・エレメンツのディスクとマニュアル一式。
その他付属品としてケーブルやら64MBのSDカードが付いている。

で、ついに本尊御開帳。
安っぽい袋に包まれている。
もう少しなんとか演出が出来ないものか?

良いデザインだ。
コンパクトデジカメのくせに出張ったレンズが常備性を億劫にさせる。
実に男らしい。
そしてこのレンズキャップだ。
非常に面倒臭い。
言わせてもらえば、このキャップ、プラスティックで安っぽい。
アルミかマグネシウムで作ってくれれば良いのに。
でもアレだ、パナとライカが共同で作り始めて何代目になるか面倒なので調べないが、この機種が一番ライカっぽい雰囲気を醸し出している気がする。

本体と同時にハイスピード4GBのSDカードも買ってきた。
10回フルで撮影したらノートパソコンのHDが無くなる。
しかし、この小さいSDに4GBも記録出来るなんて信じられん。
いったい中身はどうなっているのだろうか?
これがナノテクノロジーなのか!?

さて、
実際のインプレッションは充電が終わらないと出来ないので、また後にする。

2006/10/21

エアボーカル

中国人らしいが、秀逸だ。
バックストリートボーイズ。
素敵だ。
ファンになった。
来日しないかな。

※リンク切れ更新(10/26)

Leica

ライカからデジカメ新製品が発売された。
しかも4機種も。
M8欲しいけど高いし、俺にはR−D1があるから暫く見送る。
M8以外は中身が全部パナソニック製だろうけど、その中でもDーLUX3が良い。
欲しい・・・。

なにが良いって、カメラのデザインも好みなのだが、ケースが良い。

今回の場合は「ケース買い」だ。
注文してこよう。
銀座のライカショップで。

こういう事を書くと、約1名「じゃあこの前買ったIXY、俺にくれ!」というクレクレ星人が居るのだが、絶対にやらない。

2006/10/19

売るんだ?コレ?

なんか、だいぶ前にネットの記事で読んだSONYのmyroとかいうコンセプトモデル。
発売しない、若しくは海外でしか売らないもんだとばかり思っていたら、売るらしい。
しかもソニースタイル限定商品という事だ。
売れんのか?そして使い道は?
詳細はココ
世に言うWeb2.0テンコ盛りな感じのスペックをウリにしている感じ。
12月中旬発売開始予定、お届けは2007年の2月初旬・・・。
価格は4万5千円・・・。
うん、いらないかも。

なんか思い出したぞ。
そうだ、これだ。
マジックリンク。
俺、まだ持ってんぞ、コレ。
NTTの実験でしか世に出回ってない筈だけど、俺の手許にある。
ビル・アトキンソンが作ったMagic Capという素晴らしいOSを搭載し、当時としては先進の機能を備えていたのだが、メタメタの結果で終わった。
あれと同じ香ばしい匂いがする。

こんなのPSPでやりゃ良いじゃん、と思った。

YouTubeの次は

http://stage6.divx.com/
これか。
来るか。

2006/10/16

「新しい私になって」

阿波踊りで狂っていた中島信也氏、自らが企画から手掛けた資生堂の企業広告。
ご覧になった事はあるだろうか?

俺は中島作品とは知らずに、たまたま夜のテレビを見ていた時に流れて「良いじゃないか、このCM」と気になっていたのだ。
まず、曲の歌いだし「♪本日私は、フラれました・・・」で耳を持って行かれた。
続く歌詞、楽曲アレンジと映像のバランスが秀逸だ。
そのCMはココで見られるようだ。
是非チェックして欲しい。
※残念ながら俺のMacでは見る事が出来ない。

なんというか、日本を感じるCMだ、これは。
そして資生堂の企業広告で、歌は女性の言葉なのだが、フォークソングのように男の心にも刺さって来る。
同社TSUBAKIのCMとは対極のアプローチだと思う。
このCMを中島信也が作っていたとは・・・。
知らなかったとはいえ、俺は不覚にも感動していた。
しかも作詞まで手掛けているじゃねーか。
そして11月22日にCD発売!?
どこまでフィールドを広げるつもりだ?あのおっさん。
彼の才能は見せない努力の賜物だ。

いつか彼の作品の音楽を手掛けてみたい。
今じゃなくて良い、「いつか」が良い。

その中島信也とのツーショットがこれだ。

本当にこのおっさんが、あの作品を作ったのか?・・・
「♪忘れます、忘れます・・・」

阿波踊り


阿波踊りは8月だそうだが、ご好意で特別に阿波踊りを見せて頂いた。
阿波踊り初体験だったが、かなり激しい。
市内の料亭「青柳」の横にある駐車場での特別公演なのだが、お囃子?が鳴り始めると、あっという間に人集りが出来た。
徳島県人は本当に阿波踊りが好きらしい。
踊りが加熱していく中、
中島氏が突然狂ったように踊りだした。
鬼気迫る勢いだ。
見て欲しい、この形相を。

上場企業役員で世界屈指のCMディレクターとはにわかに信じ難い顔だ。
これは特に「こんな風にしてくれ」とか頼んでやってもらっているわけじゃない。

俺が振り向いたら、こんな顔で踊っていたのだ。

阿波踊りのビートには人間を覚醒させるナニかがあるようだ。

※徳島の名誉と阿波踊りの伝統の為に補足しておくが、他にこんな人は居なかった。

2006/10/13

徳島

日本文化デザイン会議'06 in とくしまで、昨日から徳島に来ている。
俺は神山町でのワークショップと翌日にメイン会場で行われるハイテク天水というフォーラムに参加する。
夜着いて、そのまま車に乗せられて、鳴門の渦を眺めながら、もののけ姫みたいな山奥の場所まで連れて来られた。
そのまま料亭「青柳」で会食。
この場所はなんと国定公園敷地内の2000坪の土地を贅沢に使って建てられたという、それは見事な日本建築だった。
オーナーの小山氏による深い素晴らしい日本料理を堪能し、徳島市内のホテルへ戻る。
美味しい料理だったが「何だか物足りない」俺と中島信也氏は、夜の街に繰り出す。
タクシーを降りた目の前に魅力的な看板を発見。

ホルモン黒ちゃん
「オラ!入って来い」、と言わんばかりの看板だ。
メチャメチャ美味かった。
店内に設置してあったTVに、安田大サーカスのクロちゃんのコントが映し出されていたのが印象的な徳島初日の夜だった。

2006/10/11

黒酢


バイクと全然関係無いんですけどね、
黒酢、好きなんですよ。
このタマノイのはちみつ黒酢。
で、これコンビニで小さいヤツしか売ってなかったんだが、なんとセブンイレブンに濃縮タイプのデカイのが売られていた。
そんで、箱の横に「はちみつ黒酢ミルク」なる飲み方指南が書かれていた。
ほう、やってみるか
恐る恐る、佐藤卓デザインの「おいしい牛乳」で割って飲んでみたところ、
「うめぇじゃねぇか!オイ!?」と目からウロコが飛び出す味だった。
あれだ、ヨーグルトだ、これは。
コップのフチに科学反応(と解釈する)により凝固した牛乳が付着すんのが気に入らないが、悪くない。
騙されたと思って飲んでみろ、美味いから。
体に良いし。

「まずは3日間」だ。
箱に書いてあるし。

2006/10/09

ヘッドライトをハロゲンに

昼に起きて、讃岐うどんを茹でる。

丼に生卵を落とし、かき混ぜ、出汁醬油を入れる。
そこに茹で上がったうどんをぶち込み、軽く混ぜて食う。
朝昼兼用メシが終わったので、オフィスに向かう。
バケツ野郎から電話があり「居ると思って会社に来たら居ないじゃないか」。との事。
日曜だしな。
バケツが、U字ロックが欲しいというので世田谷のNAPSまでツーリング気分で買い物に行く。
ついでに俺はヘッドライトがイマイチ暗いので交換用ランプを買った。
M&Hのハイパーハロゲンホワイトゴーストだ。
ヘッドライトを取り外し、その構造に悩む。
「どうやって電球外すんだ?これ?」
大人二人が電球の取り外し方が分からず、暫し本気で悩む。
しばらくしてバケツが「わかった!押して回すのさ!」と得意げに発表する。

回したり引っ張ったりマイナスドライバを隙間に刺してみたりと、色々やったのだが、
「押して回す」というナイスアイディアは出てこなかった。
脳が退化してきた証拠だ。

バケツ野郎のソリューションで、無事に取り外せたのでランプを交換した。
外した順番を戻りながら元通りにセットする。
部品は余ってない。
安心した。
さっそくヘッドライトを点灯させて見る。

おお!明るい!まるで昼だ!
文庫本も読めそうだ。

次はウィンカーランプのLED化を計画しよう。

2006/10/07

バケツ野郎のバイク

オフィスで仕事をしていると、バケツ野郎から電話が来た。
「いま、下なんだけど」
浦和のバイク屋まで取りに行ってきたらしい。
武装したSWATみたいな姿で小型原チャリに跨がる姿は笑える。

良いセンスだ。
さて、このバイクだが見た事も聞いた事も無い車種だ。
SUZUKIのEPOというバイクなのだが、発売当初まったく売れなかったらしい。
ある意味、希少車なのだ。
それをさらに改造して胃袋みたいなカタチのマフラーとか違法ボアアップを施してあるキッカイなバイクを買ったようだ。

折角なので、代々木のたけちゃんまでラーメンを食いに行く。
ここの店主が三鷹の東八道路で屋台をやってた頃からの付き合いになる。
美味いから食ってくれ。
代々木駅付近、あと少しで到着という時にバケツ野郎の姿が消えた。
後ろを見たら居なかった。
俺は先に到着し、店の前で待っていた。
携帯もオフィスに置きっぱなしだ。
なんとか彼をこの場所まで誘導しようと念力を送り続けること30分、バケツ野郎は現れた。
届いたのか!?
「いや〜交番で聞いてきたよ」
だったらもっと早く来い。

最終決戦

家に着き、いつもより重いドアを開ける。

バケツ野郎は言った「帰ったら仲間の心配をしたヤツらが20匹位くらいコップの周りを取り囲んでいる筈だ」と。
またある人は言った「雌だったらコップの中で産卵していると思う」。
ピカソは言った、芸術とは、観る者に真実を「実感」させる嘘のことだ。

恐る恐るビックカメラの袋を外してみる。
ん!?
貴様、死んだフリをしてるのか!?

前に一度、死んだフリをしていたゴキに攻撃された事があるのでトラウマになっている。
こいつらは度胸も良いが、知能的な攻撃方法やインテリヤ○ザのような威嚇牽制の仕方を心得ている。
気を抜いてはいけない。
計画通りに任務遂行するのだ。

図2で示した通り、コップと床の隙間(恐らくナノの世界)にクリアファイルを滑らせる。
予想した通り、すんなりとはいかず引っ掛かったりしたが、そこはフォースでクリアする。

コップの飲み口周囲を幅広のクリアテープでぐるぐる巻きにして完全密閉する。
ここでガムテープではなく、クリアテープを用意したのは俺の美学だ。

コンビニ袋にそのまま突っ込み、さらにもう一枚のコンビニ袋に突っ込み、ギッチリかた結びしてやった。
そしてそのままゴミ置き場へ。
玉砕だ。

例えゴキブリであろうと、我が部屋で絶命したのは気分が悪い。
般若心経を唱え、一服した。

約24時間に及ぶ長い戦いを終えて思った。
ジャック・バウアーって、スゲェな。

翌朝(厄日の続き)

悪夢と妙な気配で、夜中に何度か目が覚めてしまったので寝覚めが悪い。
朝だ。
ヤツは恐らくそこに居る。はずだ。
あえて確認せずオフィスに向かう。
オフィスに到着すると、とんでもない事になっていた。

オーマイガッ!
雨漏りじゃないか!
今週、東京は嫌になるほど激しく雨が降っていた。
おかげでバイクにも乗れなかったのだが、これは何だ!?
俺は雨を疑う前に、上に一人で住む大家の婆さんの安否が気になった。
「もしや風呂場で?・・・」
原因はどうあれ俺のオフィスは水浸しなので、すぐにビル管理会社に来てもらうことに。
管理会社の生瀬勝久似の彼は来るなり、「うわ〜、こりゃヒドいな・・・なんとかしなきゃ」
と、アタフタしている。
俺は外に出る用事があったので生瀬似の彼に「なんとかしといて」と任せて出掛けた。
外はもの凄い台風だ。
今日は某レコード会社に取材だったので、俺は撮影機材一式とICレコーダーを持って出掛けた。
撮影中に、ふと家に残して来たヤツの事が頭を過る。
仕事は無事に終わり、赤坂のキャピトル東急でお茶をする。
ここの1Fにあるコーヒーハウス、ORIGAMIのドイツ風パンケーキ(アップル)は俺の大好物だ。
食ってみろ、美味いから。
お茶をしながらバケツ野郎に電話する。
俺:「良い台風だ、メシ食いに行かないか?」
バケツ:「コンビニの蕎麦を買ったけど、行く」
俺:「じゃあ後で」
バケツ:「どこか店探して、ロドさんにも電話しとく」
という事でバケツ野郎がネットで探した赤坂のもつ福まで赤坂見附から歩いて向かう。
飲みながらもヤツの事が気になってしょうがない。
この店の名物っぽい巨大なレバカツを食いながら「ところであんた方、蜚蠊は好きか?というか平気か?」と尋ねてみた。
大のオトナが二人とも口を揃えて「無理、苦手、恐怖」と即答しやがった。
そのうち一人は自衛隊あがりのくせに、だ。
情けない、役立たず・・・。
メシを食いながら現状を説明し、我が家の床にあるコップの中に幽閉されたヤツを、どう処理するかを議論した。

メシが終わり、3人でコンビニに今夜のミッションに必要な武器を調達しにいく。
要するに作戦は図の通りだ。

しかし入念に厚手ゴム手袋及びゴキジェットも調達する。
滑り込ませる硬質な板状のモノとして<下敷き>が候補に上がったのだが、売っていない。
仕方が無いので諦め、一旦オフィスに戻る事にした。
戻るタクシーの中で思い出した。
そういえば、雨漏りどうなったかな?

オフィスの着くと、生瀬似の彼が施したソリューションがそこにあった。

おい、ふざけんなよ、
直ってねーし、周りビシャビシャじゃんかよ!

棚田式農法かホストクラブのシャンパンタワーのように見えるこの装置が最善の策だったのだろうか?

丑三つ時、俺が考えたゴキ退治の策にも不安を覚えつつ帰路につく・・・。

つづく

厄日だ・・・

長い24時間だった。
不幸は昨日の夜から始まった。

昨晩、家に帰り玄関のドアを開けると、ヤツは正面を向いてそこに居た。
黒タイプのラージサイズだ。
この世で最も小型でインパクトのある生き物としてギネスに載っている(と思うほど苦手)生物、ゴキブリ。
変換したら「蜚蠊」と出て来た。難しい字だ。
俺は倒れそうになった。
しかし、人間の脳とは凄い、瞬時に玄関周辺にあるモノでヤツと戦える武器になりそうなものリストが、あっという間にソートされ次の瞬間にはそれらを手にしていた。
Googleより高速だったと思う。
右手にエアサロンパス、左手にトイレマジックリンを持ち、ヤツの顔目掛け交互に吹き付けながら少しずつ前進する。
ふふ、苦しそうだ。ザマミロ、俺の家なんかに出て来たのが運の尽きだ。
ここまでは完全に勝利の絵を思い浮かべていた。
しかし次の瞬間に、ヤツはくるりと踵を返し、こっちに向かってきたのだ!
反撃開始の狼煙が上がった(ように見えた)
やるじゃないか、貴様!
ヤツは不規則な軌道を描きながらこっちに向かってくる。
ヒィ!南無三・・・。
しかし、俺はヤツがトイレマジックリンで足を滑らせたのを見逃さなかった
怯えながらも視界右舷30度に見えたグラスを一つ手に取り、ヤツに被せてやったのだ!

グラスの中で暴れる君、無駄だよ。
誰も助けになんか来やしない。

勝利を確信した俺だったが、困った。
ここからどうしたら良いのか?
僅か1ミリでも隙間を開けたら、ヤツはそこから飛び出して来るだろう。
かと言って・・・
思いと作戦が頭の中を錯綜する。

グラスで中身丸見えだし、気になって眠れないので、
とりあえずビックカメラの袋を被せてみた。
「明日だ、明日考えよう」
便所と部室の匂いが入り交じったような香りの中で眠った。

2006/10/03

β version公開

とりあえず現在までカスタムしたバージョンを公開。
ミクシーと同じで、いつまで経ってもベータ版である事は間違いない。

早朝に代々木公園で撮影。

周囲はレゲェのおぢさんだらけだ。
ほぼ全員が「うるせぇ!」という顔で起き上がった。
こんなとこで寝てるヤツが悪い。

マフラー交換

ノーマルのマフラー、それはそれで悪くなかった。
悪くないだけに、ワルっぽさが無い。
チョイワル時代だ、ワルぶろうじゃないか。
ソロ用のパーツは思ったよりも少ない。
シートの時と同じようにキジマで探してみるも、なんかピンとくる物が無い。
ワルっぽくないのだ。
マフラー交換は今回のカスタムプロジェクトのメインイベントのひとつだ。
俺にとっては大化の改新、明治維新にも等しい大イベントなのだ。
しかし、気に入ったのが無い・・・。

諦めかけていた時にイメージ通りのマフラーを作っている会社を発見した!
鈴鹿のカスタムショップRUNPORTだ。
プロダクトカタログを見ると、アホなもんばっかり作っている。
人間、諦めが肝心だというが、何事も諦めてはいけない。
初志貫徹が大事だ。
メールで在庫を問い合わせると、すぐに返事が来た。
「あるよ」と。
メールの最後に「バッフルが8.5π/12.5π/18.5πまであるけどどうする?」と書いてあった。
付け加えるように「8.5π以外は公道走れません」とも書いてある。
要するにバッフルをデカくすると音がうるさくなるけどどうする?
と聞いているのだ。
コンプライアンスな俺だが「じゃあ12.5πで」とチョイワルぶって返事を書いた。

このマフラーも速攻で届いたのだが、箱の中にはちゃんと8.5πのバッフルも同梱されていた。
「音とパワーの違いをお楽しみ下さい」の一言と共に。
ハナから全て見透かされていたようで悔しい。
どうせなら18.5πも入れといてくれりゃ良いのに・・・。
と思ったが、とてもサービスの良い親切なカスタムショップだ。
ありがとう。

マフラー交換の手間が一番楽だった。
ネジ3本を外して再び取り付けるだけで、こんなにも見た目とサウンドが変わるのだ。
マッスルだ、チョイワルだ。
そしてエンジンをかけると、イメージ通りの排気音がした。
買って良かった。

だんだん俺仕様になってきた。

次は電装系のカスタムをじっくり考える。

2006/10/01

サドルシートが届く

ソロのシートは座り心地は良いのだが、なんか野暮ったいというか、イメージと違うので交換。
もっとアンコ薄めでスッとしたのが無いものかと探していたら、あるじゃないかキジマに。
思ったよりも高ぇ・・・。
キジマのWebからも通販をやっているようだったが、買い方が面倒臭ぇのと、オンラインショップやる気無ぇ感じだったのでWeb!keで買う事にした。
※このブログだが、キーワードのアチコチにリンクが貼ってあるが、宣伝とか小遣い稼ぎの為にアフィリエイトとかでもなく、あくまで自分の備忘録としてリンク指定してある。

業者から一週間程度で送るとメールが来たのだが、僅か3日で交換用のサドルシートが届き、せっかくなので早速取り付ける事に。
もとのシートはあっさりと取り外せた。
しかし!このバイクの唯一の収納スペースごと外れてしまった。
自賠責証書どこに入れときゃいいんだ?・・・
深く考えないようにして先に進む事にした。

意外にも交換用シートの取り付けはすぐに終わってしまい、早速乗り心地を試しに行こうと思ったら雨、と同時に親友のくそじじいから「メシ行こうよ」の電話が来た。

「寒くなってきたから鍋だよね、もつチゲ食べようよ」の甘い誘惑に、うかつにもノコノコ出向いてしまった。
「店で待ってるよ!」と言うので現地に向かい、到着すると店の前にくそじじいが立っていた。
「一杯だってよ」
なぬー!
仕方がないので、その近所の居酒屋で寄せ鍋を食らう。
暫しあれこれ話をしながら鍋をつつく。

鍋は、この最後の雑炊が最高だ。
この雑炊だけ食いたいものだが、人が食った後の残り出汁で作った雑炊は食いたくない。
この雑炊を食うには鍋から順番に食い進んでいかないと辿り着けない。
諸行無常だ。

食い終わり、ガレージに戻ると昨日塗ったタンクのロゴも乾いているようなので、チリチリとマスキングを剥がしてみる。

おお!
良いじゃないか!
オリジナリティが出て来たぞ!

ロゴの上から禿げ帽子(変換したら出て来た)剥げ防止の為にマットクリアを吹き付けて一晩寝かせる。