2006/12/19

金沢「志な野」のお茶漬け


石川県金沢の遊楽街、片町にあるお茶漬け屋さん「志な野」。
この店はイカレている。
地元の吉田さんに連れて行かれること深夜二時。
「樋口監督もお気に入りの美味いお茶漬け屋があるんですわ」との事。
中に入るとカウンターのみ数席ばかしのこぢんまりした店。
店員は50代と思しき夫婦。
吉田さんは「志な野茶漬け2つね」と注文した。
志な野茶漬けはおかわり自由なのだそうだ。
夫婦は何も言わずに茶漬けの準備を始めた。
するとカウンター越しにオヤジの方が突然

「ヤッホー!」と叫んで茶漬けを出してきた。

少々酔っぱらっていた俺は、椅子から転げ落ちそうになった。
隣の客も「ヤッホー!」と言っておかわりをしている。
この店のルールというか言語は
おまちどうさま:ヤッホー!
おかわりお願いします:ヤッホー!
いただきます:ヤッホー!
ごちそうさま:ヤッホー!
となっているようだ。
PUNKだ。

女将の方の「ヤッホー!」には愛情があるのだが、
オヤジの方の「ヤッホー!」には毒がある。好戦的というか、
接客スタイルとしては暴力的で最低だ。

皿に盛られた数種の茶漬けの友をメシの上に好きなようにのせて食うスタイルなのだが、
確かに美味しい茶漬けで、俺も控えめな声で「ヤホ・・」と言って3杯食べた。
これまでの記録は26杯と書いてあった。

帰り際、女将の方が「ありがとうございました〜」と言って見送ってくれた。
普通に話せんじゃねーかよ。

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