2007/01/24

中国の記事

ある意味、現在の中国を象徴するような出来事。


中国、「シャネル」「バーバリー」も撤去勧告 欧州高級ブランド摘発が加速

1月23日8時0分配信 産経新聞

 【上海=前田徹】中国浙江省が高級ブランドのルイ・ヴィトンなどの革靴を不合格として焼却処分したのに続いて今度は上海市工商行政管理局が市内高級デパートで販売されているシャネルやバーバリーなどのブランド衣料品が品質基準を満たしていないと発表、撤去を勧告した。中国は国産品保護を横目に欧州産のブランド品チェックを厳格にしているとみられる。

 品質検査が行われたのは市内にある高級デパート「プラザ66」などで販売されていた40ブランド59製品で、うち22製品が革製品だった。発表によると、製品の大部分は1000元(約1万5000円)以上で最高は6万元(約90万円)の高級品も含まれていた。合格はわずかに34製品で、不合格だった25製品のうち24製品が欧州などからの輸入品だった。

 不合格の理由はホルムアルデヒド含有量が多いなどとされ、シャネルはpH値が超過し、アルマーニの革ジャケットは染色強度の不足とされた。同局は「高級ブランドは品質保証の根拠にならない」としている。

 中国では浙江省工商局が高級ブランドの革靴品質検査を実施し、ルイ・ヴィトンやヴァレンチノなどの製品を不合格として焼却処分しており、この際はEU(欧州連合)が中国製革靴に対し反ダンピング税をかけていたことから、報復措置ではないかとの見方があった。上海市のケースは衣料品全般にわたっており、果たしてEU製品を狙い撃ちしたものかどうかは明らかでない。


次世代 DVD に早くも海賊版、終わらぬいたちごっこ

1月23日9時10分配信 japan.internet.com

中国における海賊版事情には驚くべきものがある。これはブランドものに限ったことではなく、映画や音楽などの光メディアでも深刻な問題となっている。そんな中、日本でも登場して間もない次世代 DVD 規格の HD DVD にも海賊版が出回っているとの情報が入ってきた。

今回明るみに出たのは、HD DVD で発売された映画「Serenity」の海賊版で、インターネット上でダウンロードできるようになっているという。データの暗号がすでに解かれており、多くの DVD 再生ソフトウェアで再生できるようになっているというから、日本企業としても無視できない問題だ。

中国のインターネットサイトでは、これまでも自作のソフトウェアを使って暗号を解読し、HD DVD の映画を複製したという書き込みが見受けられており、ディスクのボリュームラベルかタイトルキーがあれば、暗号は解読できるとされていた。この解読者がどのように暗号解読キーを手に入れたかは不明だが、複製品を作る技術がすでにあるものとみられる。

中国における海賊版管理の甘さは以前から指摘されている通りだが、DVD 規格が次世代になっても、海賊版をめぐるいたちごっこは前世代のままだ。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

パンドラの箱、を思い出します。

匿名 さんのコメント...

そんな国でオリンピックなんか開催していいのかねぇ、、。
それと深センの国境のすぐそばにある巨大な偽物ビル、あれ何とかしないとね。1階から10階位まで何百かの店、全部が偽物売ってる店だもの!凄すぎて笑っちゃうね、あれは。