2006/10/07

厄日だ・・・

長い24時間だった。
不幸は昨日の夜から始まった。

昨晩、家に帰り玄関のドアを開けると、ヤツは正面を向いてそこに居た。
黒タイプのラージサイズだ。
この世で最も小型でインパクトのある生き物としてギネスに載っている(と思うほど苦手)生物、ゴキブリ。
変換したら「蜚蠊」と出て来た。難しい字だ。
俺は倒れそうになった。
しかし、人間の脳とは凄い、瞬時に玄関周辺にあるモノでヤツと戦える武器になりそうなものリストが、あっという間にソートされ次の瞬間にはそれらを手にしていた。
Googleより高速だったと思う。
右手にエアサロンパス、左手にトイレマジックリンを持ち、ヤツの顔目掛け交互に吹き付けながら少しずつ前進する。
ふふ、苦しそうだ。ザマミロ、俺の家なんかに出て来たのが運の尽きだ。
ここまでは完全に勝利の絵を思い浮かべていた。
しかし次の瞬間に、ヤツはくるりと踵を返し、こっちに向かってきたのだ!
反撃開始の狼煙が上がった(ように見えた)
やるじゃないか、貴様!
ヤツは不規則な軌道を描きながらこっちに向かってくる。
ヒィ!南無三・・・。
しかし、俺はヤツがトイレマジックリンで足を滑らせたのを見逃さなかった
怯えながらも視界右舷30度に見えたグラスを一つ手に取り、ヤツに被せてやったのだ!

グラスの中で暴れる君、無駄だよ。
誰も助けになんか来やしない。

勝利を確信した俺だったが、困った。
ここからどうしたら良いのか?
僅か1ミリでも隙間を開けたら、ヤツはそこから飛び出して来るだろう。
かと言って・・・
思いと作戦が頭の中を錯綜する。

グラスで中身丸見えだし、気になって眠れないので、
とりあえずビックカメラの袋を被せてみた。
「明日だ、明日考えよう」
便所と部室の匂いが入り交じったような香りの中で眠った。

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

早く次の戦いの記録を!う

Masayasu Takigawa さんのコメント...

うははははははっはー!

目に浮かびます。

僕も何回か戦いはありました。
今度、MIXIにでもアップしておきます。(笑)

h さんのコメント...

いや、笑い事じゃなかったんですよ。
気が遠くなったんですって。