2006/10/07

最終決戦

家に着き、いつもより重いドアを開ける。

バケツ野郎は言った「帰ったら仲間の心配をしたヤツらが20匹位くらいコップの周りを取り囲んでいる筈だ」と。
またある人は言った「雌だったらコップの中で産卵していると思う」。
ピカソは言った、芸術とは、観る者に真実を「実感」させる嘘のことだ。

恐る恐るビックカメラの袋を外してみる。
ん!?
貴様、死んだフリをしてるのか!?

前に一度、死んだフリをしていたゴキに攻撃された事があるのでトラウマになっている。
こいつらは度胸も良いが、知能的な攻撃方法やインテリヤ○ザのような威嚇牽制の仕方を心得ている。
気を抜いてはいけない。
計画通りに任務遂行するのだ。

図2で示した通り、コップと床の隙間(恐らくナノの世界)にクリアファイルを滑らせる。
予想した通り、すんなりとはいかず引っ掛かったりしたが、そこはフォースでクリアする。

コップの飲み口周囲を幅広のクリアテープでぐるぐる巻きにして完全密閉する。
ここでガムテープではなく、クリアテープを用意したのは俺の美学だ。

コンビニ袋にそのまま突っ込み、さらにもう一枚のコンビニ袋に突っ込み、ギッチリかた結びしてやった。
そしてそのままゴミ置き場へ。
玉砕だ。

例えゴキブリであろうと、我が部屋で絶命したのは気分が悪い。
般若心経を唱え、一服した。

約24時間に及ぶ長い戦いを終えて思った。
ジャック・バウアーって、スゲェな。

2 件のコメント:

Masayasu Takigawa さんのコメント...

念入りでしたね。

一度、高級温泉の洗面所に出現して、
何故か、手元にあったシェーブクリームを吹きつけ続けて絶命させたことがありました。

おそらく、ゴキブリ種として初体験に近い謎の物質だったのか、5分ほどの格闘で動かなくなったのを覚えています。

夜中の2時だったので、そのまま就寝。
翌朝、妻が洗面所で「なに~???」と叫んだ声で目が覚めました。

そこから、ティッシューを10枚くらい重ねてビニール袋に入れてカタ結びして捨てました。

h さんのコメント...

やっぱり誰しも一度は経験する道なんですかね。
アイツらの、こんなにも人間を翻弄するパワーを解析出来ないもんでしょうか。
核兵器とか細菌兵器よりも効果的なウェポンになりそうな気がするんですが。